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13 Dec 2017
ヨーロッパの冬のスパイス

クリスマスシーズンの12月。ヨーロッパの冬に欠かす事の出来ないスパイスといえばジンジャー、シナモン、クローブ(丁子)、オレンジなどが挙げられます。

 

ヨーロッパでは、昔から肉の臭み消しや、保存用として使われてきたスパイスは、英国の伝統的なクリスマス菓子、ミンスパイやクリスマスプディング、ジンジャーブレッドマン等にも多く使われています。また、ホットワインにも欠かせないものです。

                  

クリスマスを連想させるあたたかなスパイスの香りは、アロマテラピーの専門店でも、冬の時期「ノエルの香り」としてブレンドオイルが発売されます。ブレンドの内容はお店により多少異なりますが、ジンジャー、シナモン、クローブ、カルダモン、オレンジ、マンダリンなどに加えて、甘いバニラ、またスプルース(ツガ)が加えられる事もあります。これらの香りは芳香浴として、部屋にただよわせたり、ポプリやクリスマスリース、クリスマスツリーに染み込ませて使用されます。

 

                     

 

オレンジやマンダリンなどの柑橘系の精油の甘くフレッシュな香りは、気分を明るく楽観的に、リラックスさせてくれます。

 

生姜の根から抽出された辛みと温かさを感じさせるジンジャーの精油は活力を与えてくれる香り。また消化器系の内臓を活性化し、温めるジンジャーの精油は食欲不振や消化不良、便秘や下痢にも良いとされています。

 

クローブの精油は開花前の花蕾から抽出されます。主成分のオイゲノールは、抗菌、抗ウイルス、鎮痛作用があり、古くから歯痛の時に噛みしめるなどして使われてきました。クローブの香りは気持ちを刺激し、明るく高揚させてくれます。

 

シナモンの精油は、クスノキ科の葉と樹皮から抽出される甘くスパイシーな香り。心を前向きにし、活力を与えてくれる香りです。どの香りも、寒さが厳しく、長い北ヨーロッパの冬にぴったりといえます。

 

 

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また、英国では補完医療の一環とされるハーバルメディスン(植物療法)においても、ジンジャー、シナモンは一般的に使用されています。ジンジャーとシナモンは血管を拡張させて血行をよくする働きがありますので、冷えにも良いとされています。また、血行が良くなる事でリンパの流れも良くなり、浮腫みにも効果があると言われています。

             

シナモンは、シナモンに含まれるプロアントシアジニジンという成分が、インスリンの分泌を活性化して血糖値を安定させる働きがあります。またコレステロール値を下げる効果も確認され、糖尿病にも効果があるとされています。更にシナモンには高い抗酸化作用が確認されていることからアンチエイジングやガン予防にも働きかけるとされています。

 

生姜などの根菜類は、皮の部分に栄養が多く含まれる為、皮ごと使用するのが理想的ですが、料理で残った皮を、足湯に入れて使うのも効果的だといいます。そこへ、更に相性の良いオレンジの皮や精油も加えると、良い香りが立ちのぼり、体の中からも外からもスパイスの効果を取り入れることができます。

 

楽しいクリスマスのヨーロッパを連想させる温かなスパイスとフルーツの香りは、日々の生活をより豊かにしてくれるものです。