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2 Mar 2018
~芝について~ 英国のスポーツスタジアム

一年を通して、自然に芝生が青く生育する英国では、これから春の陽光を浴びて、ますます

清々しく輝く。

 

その芝生の恩恵を受けて、英国発祥のスポーツが一つの文化として長い歴史を創り、昔も今も

世界を魅了している。サッカーが一つの例であろう。美しく整えられたピッチの芝、壮大な建築物

としてのスタジアムがそれを物語っている。

 

ここでは、スポーツスタジアムでの「芝」に着目する。世界トップレベルの試合会場は、天然芝

のピッチが義務づけられている。日本もそうである。各地の土壌や気候に合わせて、芝を改良

し、種類の違う芝を季節に合わせて植え替え、芝の長さに気を配り、通年で繊細な作業が常に

行われている。

 

しかし、近年「ハイブリッド芝」と呼ばれる芝が、FIFAに天然芝として認められ使用されている。

 

人工芝3%+天然芝97%の組み合わせの新しい時代の芝である。利点は、天然芝の根を人工

繊維に絡ませることにより、天然芝の耐久性と根の強度が増すこと。常に良いコンデイション

の芝で選手がプレーできること。サッカー以外の競技やコンサート、イベント会場にも利用で

きるなど利便性を備えた、市民生活により近いスタジアム作りをとの考えで、英国やオランダ

の会社が施工している。

 

英国では、このハイブリッド芝を持つ代表的なスタジアムに、サッカーの聖地であるウエンブ

リー・スタジアムとラグビーの聖地であるトウイッケナム・スタジアムがある。英国の各スタ

ジアムには、ガイドツアーがあるので、様々な芝を間近に鑑賞するだけでも面白いであろう。

 

今年ロシアで開催されるサッカーW杯会場にもハイブリッド芝が導入されている。天然芝の評

価が高い日本のスタジアムの中には、試験的に導入している会場があるが、2019年ラグビー

W杯での会場への展開が気になるところである。

 

       

 (開閉屋根では世界一、90000人収容)       (ラグビーの聖地、82000人収容) 

 

 

 (ハイブリッド芝の仕組み)