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1 Nov 2018
世界の街角からこんにちは! ” サンクスギビング・デー "

皆様、いかがお過ごしでしょうか。 

 

落ち葉がちらほらと舞い、秋晴れを楽しんでいるのも束の間、ここ数日で気温も急激に下がり、冬の到来をいよいよ感じさせます。英国北部ではすでに初雪も観測され、例年よりも(毎年ニュースで言ってますが)寒くなる気配です。 

 

本日はイギリスではさほど馴染みのないお祝いですが、北米では毎年11月にお祝いされておりますサンクスギビング・デーについてのお話です。1620年にピルグリムスは彼らの宗教の自由を求めてメイフラワー号で北米大陸を目指し航海に出ます。船は無事に、現在のマサチューセッツ州(ニューイングランド地方)のプリマスに到着しますが、その冬は厳しい寒波に見舞われ、乗員の半分以上は餓死や伝染病で命を落としました。生き残った乗員は魚介類を採り、現地で暮らしていたネイティブアメリカンの助けを借りてトウモロコシやかぼちゃの栽培に成功します。翌年1621年に、プリマスに暮らすネイティブ・アメリカンを招き3日間の秋の収穫を祝ったのが始まりとされています。元々は収穫を神に感謝を捧げる宗教的意味合いでした。 

 

サンクスギビング・デー(感謝祭)は、1789年10月3日、ジョージ・ワシントン大統領によって正式にナショナル・ホリデーに制定されました。1863年10月3日にはリンカーン大統領により、毎年11月の最後の木曜日に祝うように定められます。世界大恐慌で経済が低迷した1939年、ルーズベルト大統領はクリスマスショッピングがサンクスギビング・デーから始まるのを考慮し、1週間早めた、第3週の木曜日にすることで経済効果を狙いました。現在は11月最後の土曜日の前の木曜日になっています。 

 

しかし、ネイティブ・アメリカンにとってはサンクスギビング・デーは少々意味合いが異なり、「侵略が始まった日」として各地でデモが起きていることも私たちは知っておくべきでもあると思います。 

 

今日では、七面鳥はクリスマスよりもサンクスギビングデーに食され、毎年米国では約50,000,000羽が市場で取引されています。当初のメニューは七面鳥ではなく、鴨、ロブスター、貝類、鹿がメインでした。現在のように七面鳥が食べられる由来は数説あり、1つはエリザベス一世の影響という説と、元々七面鳥が北米に生息する野生の鳥であり、食料として豊富であったという説とがあります。 

 

七面鳥の肉は特有の臭いと比較的パサパサした食感があるため、ローストの際にスタッフィングをし、クランベリーソースと一緒に食べることをお勧めします。