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1 May 2017
父の日を祝う

平成27年、東京都が男性の育児参加について調査したところ、「積極的に参加したほうがよい」または「仕事に支障のない範囲で参加したほうがよい」と答えた男性は9割にも上るという結果が出ました。しかしながら、実際の育児休業取得率は8.9%と低迷しており、その理由として「仕事の都合がつかない」、「職場の人に迷惑がかかる」、「収入が減り、経済的に困る」などといった意見が挙げられています。こうした状況を憂い、日本政府は男性の育児参加を推進するべく多くの政策を講じてきましたが、日本男性の場合、まだまだ仕事と家庭の板挟みというのが現実で、男性自身や職場における意識改革がさらに求められそうです。一方、イギリス王室のウィリアム王子とキャサリン妃には一昨年第2子が誕生し、空軍のパイロットでもあるウィリアム王子が2週間の育児休業を取得したことは広く知られています。王室と一般家庭ではもちろん事情は違いますが、社会的地位の高い人が率先して育児参加をする傾向は、家庭における父親像の変化を象徴していると言えるでしょう。

 

そんなお父さんたちが主役となる日が「父の日」です。この祝日が生まれたきっかけをご存知でしょうか?由来は諸説ありますが、「父の日」はアメリカが発祥で、提唱したのはワシントン州に住むソノラ・ルイーズ・スマート・ドッド夫人と言われています。ソノラの父、ウィリアムは、北軍の軍人として南北戦争(1861~1865年)に召集されます。その間、母親が一家を支え6人の子供を育てましたが、父親の復員後、過労によりこの世を去ってしまいます。父親は、残された子供たちを男手ひとつで育て上げ、6人が成人してから他界しました。戦後の大変な時代を、再婚もせず懸命に働いた父親の姿を子供たちが見て育ったことは言うまでもありません。その末っ子のソノラが、父を称える日を提唱したのが始まりで、ウィリアムの誕生月にあたる6月に「父の日」ができたと言われています。 

 

父親への感謝というささやかな願いによって始まった「父の日」。いつの時代もお父さんを想う気持ちは変わりません。今年も間もなく訪れる6月18日、日頃の感謝をカードやギフトに託して伝えてみてはいかがでしょうか。

 

    

 

    

                         ソノラと父ウィリアム