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7 Jun 2016
6月 ウインブルドンの季節がやってきました。

6月に入り、木々の緑が美しく、天気が良ければ夜8時過ぎても明るい楽しい季節に入ってきました。

6月下旬からは、イギリス・ロンドンのウィンブルドンにて全英オープン(略称: The Championships / 正式名称The Lawn Tennis Championships on Grass)が開催されます。

全英オープンは、全豪オープン、全仏オープン、全米オープンと並ぶテニスの四大世界大会(英 : Grand Slam)の一つです。四大世界大会ともに気候、ルールやコートの質など特徴があります。

例えば、パリで6月上旬に開催される全仏オープン(仏 : Rolland Garros)は、クレーコート(赤土のコート)、全米オープンや全豪オープンはハードコート。そして全英オープンの特徴は、のコート。また、試合や練習の際に白いウェアの着用が伝統として義務付けられていることも挙げられます。

ちなみにこのテニストーナメントとして最大規模、最高権威を持つ四大世界大会を制覇した選手は、4大世界大会の名称と同じく、グランドスラム(Grand Slam)と呼ばれます。2016年6月4日に、セルビアのノバク・ジョコビッチが全仏オープンで初優勝し、史上8人目のグランドスラムを達成しています。(ちなみにその全仏オープン決勝戦で、英国男子として81年ぶりの優勝を狙ったアンディ―・マリーは準優勝となりました)

全英オープン期間中、かなりの試合がBBCで放映されます。が、会場で観戦したいと思った場合、どうすればチケットを入手できるのか。

 

昨年、私が観戦した体験を記載してみます。

 

  • チケット入手方法

チケット入手の第一歩としては、 

① 抽選(The Ballot)が提供されています。開催前年度の12月までに所定の申し込み用紙を事務局に送付すると、翌年春に抽選が行われ、当選した場合はチケットを購入する権利が与えられるというもので、今年の全英オープンの抽選結果はすでに発表されています。

 

チケット入手第二歩としては、

②当日券を行列 / キュー(queue)に並んで入手するが挙げられます。全ての当日券は、キューに並べば誰でも入手できるというまさに英国らしい、フェアな仕組みになっています。そして早く並べば、いい席が取れるという、非常に明快なルールに則っています。

昨年の情報によると、当日券の販売枚数は、

[1]センターコート(シードの高い選手の試合や決勝戦):毎日約500枚 ※最後の4日間を除く 

[2] No.1 コート:毎日約500枚

[3] No.2 コート:毎日約500枚 

[4]グラウンド:毎日数千枚 ※No.3東南側シート – 19 コートの自由席と立見 となっているようです。

混み具合を見ながら、グラウンドチケットも販売され、入場者が帰るとその人数が入場できます。よって、既定の人数が入場してしまっても、キューに並んでいると、誰かが帰ると入場できることになります。

 

  • 当日券のキューはどこから始まるのか

最寄りの地下鉄駅はSouthfieldsです。※Wimbledon駅ではないので、ご注意ください。

会場であるAll England Lawn Tennis Club (Church Rd Wimbledon, SW19 5AE) を目指します。

キューは試合会場手前のゴルフコース内です。駅を出て、真っ直ぐ歩いて、5分程度。Southfields駅で降りたお客さんが大挙してキューに向かって歩いており、キュー入り口は係の人もおり、大変わかりやすく、迷うこともありません

 

  • キューの並び方

キューの最期部に到着すると、キューカードが1人1枚配布されます。

他の人の分まで受け取ることは出来ず、その場にいる人だけの提供です。

ここに日付と通し番号が記載されています。その番号を見て、自分がどのコートに入れるか予測できます。

 

 キューカード(2015年)

私の場合、自宅最寄りの地下鉄から朝5時台の始発にのり、5時55分にキューの最期部に到着して、3100番。10:30の開門には間に合いませんでしたが、11時過ぎには入場でき、11:30の試合開始には間に合いました。年々キューに並ぶ人の数が飛躍的に増えているようです。3100番ということで、グラウンド入場でした。グラウンドは観客とコートがとても近く、臨場感あふれる試合を体感できます。

ほんの数年前までは錦織圭選手の試合もグラウンドの至近距離で観戦できたそうです。クルム伊達公子選手のダブルスの試合も行われていました。私が入った時は、グラウンドコートの一つでジョコビッチ選手が練習しており、目の前で見ることができました。退場の際は気軽に写真撮影やサインに応じてくれ、その出会いもなかなかのものです。

(後日談:私の行った日はたまたまアンディ―・マリーの初戦の日で、いつも以上にキューが長かったようです。)

 練習中のジョコビッチ選手(2015年撮影)

 

 

  • いつ並ぶか、どれくらい並ぶか

始発で並んでグランドコート入場で、プロ選手の試合を目の前で見たり、場内の大型スクリーンで放映されるセンターコートの試合を芝に座りウィンブルドン名物のストロベリー&クリーム(ホイップ乗せ苺)をほおばりながらの観戦も大いに楽しいです。が、折角ならセンターコートなどを狙うのであれば、やはり前日からキューに並び、小型テントを張ってのキャンプが確実です。キュー会場はトイレやごみ箱、コーヒーや軽食を販売するスタンド、新聞を販売するニューススタンドも完備され、快適に時間を過ごすことができます。朝6時頃にはキュー最前部に位置するテント泊の人々を起こしにくる係が回り、その後キャンプ用具を撤収。キャンプ用具など大きな荷物の有料預かり所もあります。

センターコートに関しては、場内で15時から再販(指定席を持っている人が帰った時のチケットのリセール)が行われます。よって、一旦グラウンドチケットにて入場後も、場内のセンターコート再販のキューに並ぶと、センターコートの当日券を購入できるチャンスがあります。ここでも整然とキューです。

 

昨年度グラウンドコートの入場券は£25。午後5時以降の入場だと£18でした。

当日券は現金購入でした。

 

他のチケット入手方法として、③ 公式サイトにて試合前日にオンラインで売り出される時もあるようです。

 

今年の全英オープンは6月27日(月)-7月10日(日)に開催されます。

 

芝生の上にレジャーシートを敷いて寝転がったり、おしゃべりしながら長い長いキューを待つのも英国らしい風物詩です。時間のゆっくりある日を選んで、お友達と、ご家族とのんびりとキューを楽しんで見られてはいかがでしょうか。

 

ウィンブルドン公式ページ 

チケット購入に関する情報 

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