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1 Oct 2018
ストレスケア

あなたのストレスサインはなんですか? 

 

あなたのストレス解消法はなんですか? 

 

イライラしやすい損な「くせ」はありませんか? 

 

これからどんどん、日照時間が短くなる季節になりました。なんだか暗い気持ちになりやすい、と感じる方も増えてくるのではないでしょうか。そういう時にはいつもよりストレスに弱くなる、という方も多いかもしれません。そこで今回は、ストレスケアについて、ちょっとしたヒントになるかもしれないことをお伝えしたいと思います。 

 

ストレスケアには、「気づく」→「解消する」→「減らす」の三段階があります。 

 

①ストレスに「気づく」 

 

ストレスに対する反応(ストレスサイン)の出かたや症状は、人それぞれ特徴があり、また、ストレスの程度によっても異なります。自分は、どの程度のストレスがかかった時に、どのような症状が出るかを知っていると早めに対処できるので、ひどくならずに、あるいは辛い時間を短くすることができるかもしれません。 

 

ストレスサインは、心理変化・行動変化・身体症状に分けられ、心理変化は自分のパターンを知ることで気づきやすくなる、行動変化は周囲が先に気づくこともある、身体症状は自分で気づきやすい、という特徴があります。心理変化は、たとえば、イライラしやすくなった、面倒くさいと思うことが増えた、集中しづらくなった、なんでもないことで涙が出る、などで、歩行中進路を邪魔されてイラっとしたら注意が必要、好きなテレビ番組を見る気にならなくなったら危険、のように、自分なりの目安を持っていると便利です。ドタキャンが増えた、身なりがだらしなくなった、トラブルが多くなった、などの行動変化は、家族や友人・同僚が先に気づくことも多く、気軽に指摘してもらえるような関係性を普段から構築しておくことが大切になります。身体症状には、頭痛、めまい、腰痛、肩こり、下痢や腹痛などの消化器症状、動悸、蕁麻疹、倦怠感、睡眠障害、月経に関連する症状など、多岐にわたります。臓器に問題があっての症状の場合もあるので、安易にストレスのせいだと自己判断するのは危険ですが、こういった症状がストレスサインとして出やすい方は、ストレスケアの良い指標になるかもしれません。 

 

②ストレスを「解消する」 

 

ストレスはストレスになります。つまり、ストレスが溜まると、そのこと自体がストレスになるので、悪循環に陥り、放置すると自分では抜け出せなくなることもあります。入ってくるストレスより出ていくストレスのほうが多ければ、ストレスは溜まりません。入ってくるストレスをゼロにすることはできませんから、ストレスを捨てること、つまり解消することは大事なのです。 

 

ストレスサイン同様、ストレス解消も人それぞれ有効な方法が異なります。ストレスの程度によって「いつでもどこでも気軽にできるもの」「時間や場所に制限はあるが効果的なもの」を複数、選んでおくと良いでしょう。たとえば、深呼吸や10秒間ギュッと目をつぶる、ストレッチ運動などは、いつでもどこでもできます。中座しても大丈夫そうなら、トイレに行く、コーヒーを淹れる、散歩してくる、などができますし、ご褒美的な何かを買ったり、食べたりすることも有効かもしれません。料理、掃除、洗濯などの家事に没頭することがストレス解消になる一石二鳥の羨ましい方もいます。外食する、マッサージに行く、スポーツをする、映画を見に行く、友人に会うなどは、毎日でなければ無理なくできるでしょう。すぐにできることではなくても、旅行に行く、模様替えをする、家具を作るなどは、溜まったストレスを相当解消できるかもしれません。ちなみに、誰にとっても有効なのは「睡眠」ですので、質の良い睡眠が上手く取れるようにする工夫も大切です。 

 

③ストレスを「減らす」 

 

ストレスを減らす方法はいろいろ考えられますが、「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」と言われるように、他人の協力が必要である環境改善より現実的なのは、自分の弱点をカバーすることです。今回ご紹介するのは、ストレスサインでありストレスの原因にもなる「イライラ」を生じにくくする方法です。イライラしやすい損な「くせ」を見直して、ストレスを感じにくい人になってみましょう。 

 

たとえば、自分の「常識」「当たり前」「ふつう」が相手と違ったときに、人はイライラしやすい。そんなとき、「自分だったらそうはしないけれど、あの人はそうするんだ。どうしてだろう。興味深い。」と思えることが増えれば、イライラすることは減るかもしれません。相手に自分の「ふつう」を押し付けないことで、無用なトラブルを避けることもできます。一方で、不必要な我慢や度が過ぎた自己犠牲は、結果的に、自分が辛くなるだけでなく、相手も不快にさせてしまう場合があります。たとえば、相手に何かを譲歩した場合、①感謝されなくても気にならない段階 ②感謝してほしいと感じる段階 ③なぜ感謝してくれないのか?と憤る段階 があります。①では言わなくても構いませんが、②でその気持ちをうまく相手に言葉で伝えられない、あるいは言うほうがストレスだと我慢していると容易に③に進み、そうなってからやっと気持ちを伝えようとすると「怒りながら」伝えることになるので、過剰で攻撃的な言動になりがちで、自分にストレスがかかるだけでなく、相手も不快にさせてしまう、双方が傷つく結果を迎えがちです。伝えたからと言って自分の主張が必ずしも通るわけではないので無駄と感じる方もいらっしゃるでしょうが、③になってから伝えて、しかも主張が通らない時の落胆よりは、②の間にダメもとで伝えてみたら主張が通った時の喜びを選ぶほうが得策と言えないでしょうか。自分が我慢していることを「察してほしい」と感じた段階で、相手にそのことを伝えてみましょう。 

 

また、「自分の中での合格点」に達しないために、自分にイライラすることもあります。そんなときにはその合格点を見直し、ときには一時的にでも合格点を下げてみるのが有効な時もあります。ありのままの自分を肯定的に受け入れられる感覚を「自己肯定感」と言いますが、これが低いとストレスに感じることが増えます。他人や権威からの承認、たとえば誰かに褒めてもらったり、賞や資格を取ったりすることは、自己肯定感を高める大きな力になりますが、社会人になると、他人から褒められることは激減するので、自分で自分を褒めるしかありません。コツとしては、できなかったこと、やれなかったことだけに意識を集中するのではなく、できたこと、やれたことにも注目してみます。できて当たり前と思っていることでも、できたなら「できた」、やろうとしたことをやったなら「やれた」と褒めるのです。なかには、失敗することに対する過剰な恐怖感で疲弊している方もいます。失敗した経験があって、それに類似することをやるとき、うまく行くかどうか不安になるのは当然ですが、成功する可能性が何%くらいなのか、具体的な数値で検討することも効果的です。 

 

いかがだったでしょうか。何か参考にしていただけることがあったなら幸いです。