10 Jun 2018
6月例会のご案内 〜 イギリス人の「桜守」コリングウッド.イングラムの生涯~

ジャーナリストの阿部菜穂子氏をお招きして、20世紀に日本の桜をイギリスに紹介し、桜の研究と

保存活動に生涯を捧げたイギリス人園芸家、コリングウッド.イングラム (1880~1981)につい

て講演していただきます。

 

私達日本人にとって桜と言えば、まず最初にソメイヨシノを思い浮かべます。そして同じ時期にこ

のソメイヨシノが一斉に咲き始め、見渡す限り満開のその瞬間を楽しむと言う習慣があります。

それにしてもいつから日本の桜はソメイヨシノ一色になってしまったのでしょう 。それに引き換

え、イギリスでは多種多様な桜が開花する時期も異なって次々に咲き続けます。 この日本とイギ

リスの桜の違いを不思議に思ったことはありませんか。

 

第一次大戦後、ケント州の田舎の広大な屋敷に越したイングラムは、偶然庭にあった桜の木に思わ

ず魅せられてしまった。それが桜との長い付き合いの始まりです。明治、大正を通じて3度日本に

渡航、日本の桜守たちと交流を深めていきます。そして、すでに日本で絶滅してしまった品種「太

白桜」がケントの桜園にあることを確信したイングラムがイギリスから日本に里帰りさせ、見事に

太白が日本に蘇ったのです。 第二次大戦を挟んで日本とイギリスの桜はどの様にして生き延びて

きたのでしょうか。

 

日本とイギリスの架け橋となった桜を通して日英の近代史も語っていただきます。

日英の桜にまつわる講演、又とない貴重な機会ですので、ぜひたくさんの方々のご参加をお待ちい

たしております。

 

  

コリングウッド氏

 講師紹介: 阿部菜穂子(あべなおこ)氏 毎日新聞記者を経てジャーナリス

ト、ノンフィクション作家。 毎日新聞では社会部、政治部、外信部に在籍し、内外のニュースを

幅広くカバーした。2001年8月からロンドン在住。日本の新聞 雑誌に投稿する一方、ノンフィク

ションの本を執筆。近年はエッ セイストとしても活動している。著作に「異文化で子どもが育つ

ときイギリスの今 日本の未来」(草土文化)、「イギリス教 育改革の教訓」(岩波ブックレッ

ト)など。20世紀に日本の桜を イギリスに紹介したイギリス人園芸家、コリングウッド.イングラ

ムの生涯を綴った「チェリーイングラム 日本の桜を救ったイギ リス人」(岩波書店、2016年3

月)で第64回日本エッセイスト. クラブ賞受賞。

 

〜6月例会スケジュール〜

 

開催日: 2018年6月27日(水)

場所: 日本クラブ 会議室 受付開始:10時30分

講演: 11時〜12時15分

茶話会:12時30分〜

終了時間:13時30分予定

参加費: 会員 £5 /  ゲスト£10 定員:40名

申し込み期間:6月8日(金)〜6月18日(月)

申し込み方法:メンバーズページをご覧ください。